言わんとすることは同じだけど、
右から見るのか、
左から見るのか、
上から見るのか、
離れたところから見るのか、
どの立場や視点で見るのか、
それぞれで違った見え方になりますね。
まるで
ルービックキューブを色んな角度や距離から見ているみたいです。
ある物事を考えて、
どうするか考えたい時に、
あーでもないこーでもないと思ったり、やっぱりこうかな、いや違う、こっちじゃないかな、なんて思ったりする時には、
自分が色んなところからその物事を見ているってことですね。
色々考えて、広げたい時には良いですが、
1つの道筋をつけたい時には、
“どこから見るか” を
決めないと、自分自身でこんがらがって答えに辿り着けなくなってしまいます。
それで決めて辿り着いた答えも、
あくまで
“ここから見た場合”
の答えであって
“あっちから見た場合” には
それとは違った表現になったりもしますが、
本質的に言っていることは、同じところを突いていたりします。
「この前と言ってることが違うぞ。」
と思った時に、
ほんとに思考が変わっていることも確かにありますが、
“同じことを言ってるんだけど話し手の視点や見方が変化しているから” 聞き手側は違った見え方、感じ方、捉え方になるって場合がたくさんあるんじゃないかって思います。
どの角度で見るかはその人によって違うし、その時の気持ちによっても変わります。
同じところから同じ視点でそれを見ている人にとっては素晴らしい内容でも、違うところからそれを見る人にとっては嫌なものだったりもします。
お月様だって、こっちから見たら丸くてぴかぴかして綺麗ですが、月に立っていれば別に丸くもないし光ってもないし、心地よいものではないかもしれません。近くに浮かぶ他の星々にとっては、ただ単純に邪魔な物かもしれません。
でも、それはそれでそれぞれの見解であって、
間違ってるとか、おかしいって訳ではありません。
「自分の意見が100%正しいと思わないで。」
ってことが言いたい訳ではありません。
「自分の考えがどの角度から導き出されているのかを自分が理解している」と
他者の考えを知ろうとする時に役立ったり、
自分自身の考え方に影響されずに決まり事や目標が設定出来るのではないかと思っています。
自分自身はこう思うけど、
こっちの立ち位置からの視点で目標を作る必要があるな、とか。
また、他者の意見に対しても、
この位置から見てるな、とか
今はこの角度のことでいっぱいいっぱいなんだな、とか、
少し離れたところから見えるんじゃないかと思います。
何で分かってくれないんだって
思った時に、
この人はどの角度からこれを見てるのかなって考えて、
自分もその角度から見てみたら、
なーるほど
なんてことも
あるんじゃないかなっていう
取り留めもない僕の長話です。