えと的日常〜猫がブログ始めました〜

えとによるえと的日常を発信。えとの毎日や同居する家族の様をえと目線で発信します。たまに良い事も言うかも(^ ^)

えとの間

「えとの間」

和室にあって、

掛け軸を掛けたり、お花を生けて置いたり、壺や刀を飾ったりする、、、。

またの名を

「床の間」という。

 

皆さんのお家に

床の間はありますか?

 

和室がなかったら、あまり床の間というもの自体ないんじゃないかなぁと思いますが、

僕のお家には、かつて床の間がありました。

 

掛け軸が掛かっていて、壺が置かれていました。

どちらも全く高級なものではありませんが、

しっかりと床の間の雰囲気を作ってくれていました。

 

掛け軸からは、何だかピラピラした紐が出ていました。

ちょいちょいすると結構面白くて、

高い所にある方の紐にも何度も挑戦しました。

 

ある日、掛け軸が無くなっていました。

 

壺を転がしてみました。

ゴロンゴロンと重たい音がしました。

気がつくとまた元に戻っているので、

元に戻っていたらまた転がしていました。

 

ある日、壺も無くなっていました。

 

和室に置いてあった猫ベッドが、

無造作に床の間に飾られました。

壺を置いてあった敷物は、

滑り止めカーペットの切れ端に変わりました。

 

そして床の間は

いつの間にか

えとの間になりました。

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暑くなってきたので、床の冷んやり感が、

何とも言えない

気持ち良さです。

 

床の間だった時には、

お祭りでもらった

「家内安全」などの

神様のお守りを飾ることもありました。

鈴が付いていたり、笹が広がって小判やら短冊などの飾りがついた猫じゃらしのようなお守りは、

倒したりカシャカシャして遊ぶにはもってこいの逸品でした。

随分と、遊びました。

気がつくと、無くなっていました。

 

パパさんがふと「(床の間の)神様は??」と

聞いた時に、

 

「ウチに神様はいない。」と

 

吐き捨てるようにママさんが言っていました。

 

マ「代わりに似たようなのが住み着いてる。」

パ「そっか。じゃあそんなに変わらないね。」

マ「ま、そういうこと。」

パ「じゃ、神様ってことで。」

マ「うん。いいよ。」

 

僕はいつの間にか、神様になっていました。

 

これからの暑い季節は

冷んやりしたえとの間が大活躍です。

 

寒い季節はテレビの前や

ゲーム機、ルーター等、箱型の電化製品で

あったまりながら過ごすので、

えとの間はあまり使いません。

 

お正月だけは、

えとの間の真ん中に鏡餅を飾るので、

その時だけは

えとの間が床の間に早変わりです。

 

今年も、

鏡餅の上のミカンを

転がして怒られました。