僕は普段、いたずらをした時なんかは
ママさんに怒られています。
パパさんから注意されることもありますが、
パパさんは滅多に怒りません。
「えとなら何をしても腹の立つことはない。」
そんなことを言われて
僕は強力な味方を得ているような感覚でいます。
そんなパパさんが怒ると
すごーく怖いです。
昨夜はいつものように
晩ご飯の後おやつをもらって
2階のお部屋のカリカリも食べようと
お部屋に上がりました。
お部屋に入ると、
「えとくん。お話があります。」
パパさんから声がかかりました。
ん?なんだか様子がおかしいです。
これ、お説教される時の雰囲気です。
僕はママさんのお小言を聞く時は
いつもイカ耳になりますが、
パパさんからお説教される時には
ちょっと背筋が伸びてしまいます。
「えとくん。パパのドラえもんはどこにありますか?」
ヤバイ。
これヤバイやつです。
皆さんは何のことか分からないですよね?
僕のパパさんは
小さくて可愛いフィギュアが結構好きです。
お部屋の中の
こんなところに好きな物を飾っていたりします。
お菓子のおまけに入っていたんだっけな。
ドラえもんのお顔の部分に台座がついた
3センチくらいの丸いフィギュアです。
ドラえもんと言えば
ころんと丸い球体の頭。
そのフィギュアは僕が転がして遊ぶには
最高の造りです。
いくつも並んでいるフィギュアの中から
僕はいつもドラえもんだけ選んで落として遊んでいました。
僕があちこち転がした後、
いつもだったら割とすぐに見つかるのに、
今回はどうしても見つからなくなっています。
「ドラちゃんをどこに隠したの?」
パパさんが僕を追求します。
えーっと。どこいったっけな。
テンション上がってサッカーしていたら
いつのまにか無くなったんです。
確か2つくらいあったような気がするんですが、
えーっと、、、。
もう場所は覚えてないです。
これはもう最後の手段を使うしかありません。
必殺!何も聞こえません!!です(笑)
お耳は塞げないので、目を塞ぎます(笑)
これで乗り切るしかありません。
「パパ、ママがお掃除の時に探すから。」
神が降臨しました(笑)
ママさんが助け舟を出してくれました。
パパさんは
「でもえとはいつも、
わざわざドラえもんを選んで持って行くんだよ?
置き場所を変えても探して持って行くんだよ?」
ママさんに不満を訴えています。
「仕方ないよ。気に入ってるんだから。」
ママさんになだめられて、
パパさんからのお説教は終了しました。
ああ、怖かったです。
でもドラえもんのフィギュアは
サッカーするにはほんと
大きさも重さも転がり具合も最高なんです(笑)
見つかって定位置に戻ったら
また拝借してしまうかもしれません(笑)