いつものようにお部屋に行ったら。
「わぁ。えとくん。キリッとしてるねぇ。」
ママさんが声をかけてきました。
えへへ。おやつをくれてもいいんですよ?
何か良いことあるかもしれないと、
ちょっと期待しながら様子を伺っていたら、
「あのねママ、えとは今日悪っこだったんだよ。」
仕事が休みだったパパさんが
不穏なことを言い始めました。
ん?ちょっと様子がおかしいな。
ちょっとパパさん、何を言うつもりですか?
「えとはね、タオルを入れてあるカゴを棚から落として
床にタオルをばらまいた後、
空になったカゴの中に入って寝てたんだよ。」
!!!
あああ、それを言ってはいけません!
僕が今日やらかしたことを
ママさんに告げ口しています。
いや、えーっと、落としたかったわけではないんですが、
結果的に落ちた、ということです。
僕は本当は落とさずにカゴに入って寝たかったんですが、
ガザガザしてたら落ちたんです。
カゴが落ちたらタオルがばらまけるのは
至極当然のことなんです。
えーっと、えーっと、
こんな時は
お目目を細めて親愛の情を伝えます。
猫が相手に向けて目を細めるのは
信頼の証ですよ。
「えとくん、それ、都合よく使ってない??」
うっ、、、。
そ、そんなことないですよ?